坐骨神経痛の原因と治し方

こんにちは。
東京都板橋区・ときわ台駅前整骨院の牧口哲也です。

私は柔道整復師として20年以上、整形外科・鍼灸整骨院・訪問マッサージを経て、多くの坐骨神経痛の患者さんと向き合ってきました。

今回は「坐骨神経痛で悩んでいる方が、なぜなかなか良くならないのか」「どうすれば根本的に改善できるのか」について、プロの視点から詳しくお伝えしていきます。

坐骨神経痛

「坐骨神経痛」と聞くと、多くの方が「腰から足にかけての痛みやしびれ」というイメージを持たれるかと思います。

ですが実際には、「坐骨神経痛」というのは病名ではなく、症状を指す言葉です。

つまり、正式な診断名ではなく、

のことを「坐骨神経痛」と呼んでいるのです。

坐骨神経痛

坐骨神経は、腰から骨盤の中を通り、お尻の筋肉(特に「梨状筋(りじょうきん)」)を抜けて、太もも・ふくらはぎ・足先へとつながる、

この神経に圧迫や刺激が加わると、痛み・しびれ・感覚の異常など、さまざまな不快な症状が現れます。

症状リスト

実際に当院に来院される方の中には、上記のような訴えが多く見られます。このような症状が1つでも当てはまる方は、「坐骨神経痛」の可能性があります。

坐骨神経痛の症状は非常に個人差が大きく、表現もさまざまです。

例えば、しびれの場合は

症状リスト

また、痛みの場合は

症状リスト

といったように、人によって訴え方が異なります。

片足だけに症状が出るケースがほとんどですが、まれに両足に出る方もいます。

「坐骨神経痛っぽいかも…」と思ったとき、
あなたはまず何をしますか?

おそらく多くの方が、このような対処をされているのではないでしょうか?

①インターネットで「坐骨神経痛 ストレッチ」などと検索してセルフケアを始める

➁お尻や腰に湿布を貼って様子を見る

③整骨院でマッサージや電気治療を受ける

④病院で痛み止めや血流を良くする薬を処方してもらう

確かに、これらの対処で一時的に痛みが和らぐ方もいます。

しかし、私がこれまでみてきた患者さんの中には、

病院や整骨院では、次のような処置が一般的に行われます。

①痛み止めの内服薬や湿布の処方

➁電気治療

③腰やお尻のマッサージ

④ストレッチや温熱療法

⑤鍼やお灸

もちろん、これらがまったく悪いわけではありません。

坐骨神経痛で痛む場所と原因について

ここで大事なのは、

ということです。

坐骨神経痛の本当の原因は、

ことが非常に多くあります。

たとえば、骨盤が前に傾いて反り腰になっていると、
腰椎の間が狭くなり、腰の筋肉や神経に圧迫がかかります。

また、お尻の筋肉も前傾によって引き伸ばされることでかたくなってしまいます。

この状態でマッサージやストレッチをしても、その場は少し楽になりますが、

すぐに戻ってしまうのです。

こうしたその場しのぎの対処を続けていると、

次第に神経へのダメージが強くなり、次のような状態に進行してしまうことがあります

①足に力が入らなくなる

➁感覚が麻痺していく

③排尿や排便に影響が出る(膀胱直腸障害)

④最終的に手術を勧められる

これは決して脅しではなく、当院でも実際に「もっと早く根本の原因に気づいていれば…」と悔やまれる方をたくさん見てきました。

大切なのは、

当院では、身体の状態を細かく評価し、痛みの原因を「結果」ではなく「プロセス」から逆算して見つけていきます。

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛と診断されると、多くの方がまず思い浮かべるのは「ヘルニア」「脊柱管狭窄症」などの“病名”かもしれません。

実際、病院では次のような診断を受けることが多いでしょう

①腰椎椎間板ヘルニア
➁脊柱管狭窄症
③腰椎すべり症
④梨状筋症候群 など

これらは確かに、坐骨神経痛の引き金になることもあります。

ですが、私は20年以上の施術経験から、

たとえば、腰椎椎間板ヘルニア。

確かにMRIを撮れば、飛び出た椎間板が神経に触れているように見えるかもしれません。
でも、同じように椎間板が飛び出していても、

なぜでしょうか?

つまり、

私の院で坐骨神経痛の方をみていくと、共通して見られる身体の特徴があります。

それが、

①骨盤が前に傾いている(前傾)

➁腰が反りすぎている(反り腰)

③背中が丸く、頭が前に出ている(猫背+巻き肩)

④重心がかかとではなく、前足部に乗っている

つまり、

次のような習慣がある方は、無意識のうちに坐骨神経痛の原因をつくっている可能性があります

坐骨神経痛の原因

こういった生活習慣が、

ことが非常に多いのです。

「マッサージしたら一時的に楽になった」
「湿布を貼ってちょっと和らいだ」
という経験がある方も多いと思います。

でも、それで本当に良くなったと言えるでしょうか?

一時的な緩和に留まり、数日後にはまた痛みがぶり返す…

そんな状態を繰り返していると、症状は少しずつ深刻になっていきます。

だからこそ、

「痛みのある場所」ではなく、「痛みを生み出している原因」にアプローチすることが重要です。

当院では、坐骨神経痛の方に対してテンプレート通りの画一的な施術は行いません。

①骨盤の傾き

➁筋肉のバランス

③歩き方や座り方のクセ

④体幹の安定性 
など

細かく検査・分析し、その方だけの「根本原因」を見つけ出します。

だからこそ、

「どこへ行っても良くならなかった…」という方が、改善されていくのです。

坐骨神経痛

これまでの記事で、坐骨神経痛は「症状の名前」であり、

その原因は痛みのある場所ではなく、

というお話をしてきました。

では、実際に当院ではどのようにして坐骨神経痛を改善しているのか?

その治療方針と特徴について詳しくご説明いたします。

当院の施術方針は一貫しています。

痛みの出ている場所だけでなく、なぜそこに負担が集中してしまうのか?

その全体の流れを見極め、原因に直接アプローチする施術を行っています。

私が特に重要視しているのは、「骨盤の前傾」です。
多くの坐骨神経痛の方に共通するのが、

この状態だと腰椎(腰の骨)が圧迫され、坐骨神経にもストレスがかかりやすくなります。

ですから、当院ではまず、

坐骨神経痛

当院の矯正は、ボキボキ鳴らすような手技は一切行いません。
ご高齢の方や産後のママさんでも安心して受けていただける、やさしく安全な調整が特徴です。

加えて、次のようなサポートも行っています:

重心評価:立ち方・歩き方のクセを分析し、再発を防ぐ

筋膜リリース:癒着した筋膜を解放し、神経の通り道を整える

③運動療法:体の正しい使い方を体に覚えこませ、歪まない身体を作る

今ある痛みだけでなく、今後もぶり返さない身体を目指して施術を組み立てています。

70代の女性Bさんは、右足の坐骨神経痛がひどく、
近くのスーパーへも5分以上歩けず、外出が怖くなっていたとのこと。

病院では「年のせいですね」と言われ、
湿布と痛み止めをもらうだけの日々が続いていたそうです。

当院で姿勢と骨盤の検査を行ったところ、
骨盤の前傾と左右の傾きが強く、神経に負担をかけている状態でした。

初回から5回目の施術までで徐々にしびれが軽減し、
10回目には「スーパーに行っても、帰り道で休まず歩けました!」と笑顔で話してくださったのを、今でも覚えています。

「治療院にずっと通い続けなければならない…」

そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、当院では通院回数を減らしていくための施術計画を立てています。

最初の5回目位までで、しっかりと身体の土台を整え、

その後は運動療法を行い筋肉を使えるように教育を行い、健康を保てる状態を目指します。

坐骨神経痛セルフケア

ここまで、坐骨神経痛の正体とその原因、そして当院の施術法についてお話ししてきました。

「じゃあ、家では何をしたらいいの?」
「今すぐできることはないの?」

そんな声にお応えして、今回は当院で実際にお伝えしているセルフケアの一部をご紹介します。

実際に、これを続けることで7割以上の方が「動くのが楽になった」「朝のしびれが減った」と実感されています。
自宅でも気軽にできるので、ぜひ試してみてください。

ポイント:かかとをつけて足を90度に開いて立つだけ!

①かかとをつけて、つま先をそれぞれ45度ずつ外に開く(計90度)
➁お尻の下部にキュッと力が入る感覚があればOK
③そのまま10秒間キープ×3セット
👉 お尻の深部(大殿筋下部)が働き、上部が緩むことで、神経の圧迫がやわらぎます。

①仰向けになり、膝を立てて足を肩幅に開く
➁ゆっくりお尻を持ち上げて、肩~膝が一直線になるようにキープ(7秒)
③ゆっくり下ろす ×10回
👉 お尻全体が引き締まり、骨盤が安定します!

セルフケアだけで坐骨神経痛が改善する方も多いですが、

以下のような方はご自身だけでの対応が難しい状態かもしれません。

①少し動かしただけで強く痛む

➁足に力が入らない、感覚が鈍くなってきた

③セルフケアをしても効果を感じられない

④やってみたら余計に悪化した気がする

このような方は、すでに骨格や神経の圧迫が進行している可能性があるため、

自己判断でのケアを続けるより、専門家の検査と施術を受けることをおすすめします。

「痛みは自分でどうにかするしかない」
「年だから仕方ない」

そう思い込んで、改善のチャンスを逃してしまう方が本当に多くいらっしゃいます。

もし、
「自分はどうしたらいいんだろう?」
「話だけでも聞いてほしい」

そう思ったら、お気軽にLINEから「坐骨神経痛」とメッセージをください。

あなたのもう一度好きなことを楽しめる身体づくりを、全力でサポートいたします。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

坐骨神経痛の痛みやしびれで、日々の生活が不自由になったり、

「自分はこのまま動けなくなるんじゃないか…」と不安を感じている方もいらっしゃると思います。

実は、私自身も小学生の頃に交通事故に遭い、

長い間、腰痛と不調に悩まされた経験があります。

「なんで自分だけが…」という気持ち、よくわかります。

その経験がきっかけで、私は柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師としてこの道に進みました。

開業前には整形外科や訪問マッサージにも携わり、
多くの方の身体の限界や人生の最期にも向き合ってきました。

その中で私が強く感じたのは、

ということです。

「また旅行に行けた」
「子どもを抱っこできるようになった」
「久しぶりに駅まで歩いて買い物ができた」

そんな嬉しそうな声を聞くたびに、
この仕事の本当の価値は、症状を治すことだけではなく、

坐骨神経痛は、放っておいても勝手に治ることは稀です。

むしろ、自己流のマッサージやストレッチを続けて悪化させてしまった方も多く見てきました。

だからこそ大切なのは、

①正確に原因を見極めること

➁順番を間違えずに、身体を整えていくこと

③再発しないように根本から改善していくこと
です。

当院ではそのすべてを、一人ひとりの状態に合わせて丁寧にご提案しています。

「どこへ行っても良くならなかった」
「治療してもすぐ戻ってしまう」

そんな不安がある方こそ、一度ご相談ください。

いきなり施術を受けるのが不安な方でも大丈夫です。

まずはお話を伺い、身体の状態や生活習慣を一緒に確認するところから始めましょう。

あなたの身体としっかり向き合い、
一緒に「痛みに悩まない未来」へ進んでいけたら嬉しいです。

坐骨神経痛に関するセルフケアや改善情報は、LINEでも無料配信しています。

「ちょっと相談してみたい」「他と何が違うのか聞いてみたい」
そんな気持ちでも構いません。

「坐骨神経痛」とメッセージをお送りください。

痛みやしびれがあると、何をするにも億劫になります。

でも、それはあなたの本来の姿ではありません。

身体が変われば、気持ちが変わります。
気持ちが変われば、行動が変わります。
そして行動が変われば、未来が変わります。

その第一歩を、私と一緒に踏み出してみませんか?

ときわ台駅前整骨院
院長 牧口哲也

牧口 哲也

牧口 哲也

資格柔道整復師 あん摩マッサージ指圧師 ケアマネジャー

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