イスから立ちあがりで腰が痛い

椅子に長時間座っていた状態から、他の用事をするために立ちあがった瞬間に腰が痛くなる、特に腰の真ん中あたりで付け根付近に痛みが出るということはありませんか?
当院に腰が辛いと言って来院されるお客様の多くからよく聞かされるお悩みの一つです。
こちらでは、なぜ、腰の真ん中が痛くなるのかを解説するとともに解決方法をお伝えします。
腰の深いところに位置する俗にインナーマッスルと呼ばれる大腰筋は、腰椎と大腿骨を繋いでいる筋肉です。腰の深部にあって、背中側から触ることができないので、アプローチする際は仰向けに寝て足を曲げた状態でお腹側から触診します。
患者さんの多くが押されると飛び上がるぐらいの痛みを感じるので、専門用語でジャンピングポイントと呼ばれています。この筋肉が骨盤の中でグーッと硬くなってしまっている証拠になっています。
普段は腰の後ろ側ばかりに痛みを感じて、あまり前の方に意識が行っていないのですが、腰痛の主な原因は前側の大腰筋にあるのです。
そして、長時間座っていることで、大腰筋の血流が悪くなり、圧縮されて硬くなってしまうことで、筋肉が伸びなくなってしまいます。そのような状態で、急に立ちあがってしまうと、大腰筋が腰椎を前に引っ張っぱってしまい、痛みが出てきてしまいます。これが腰の真ん中が痛くなる原因です。
大腰筋のストレッチを行う

①片膝を立て、反対側の膝を床に着いた姿勢をとります。
②ゆっくり上半身を前に移動し,床に着けている膝側の大腰筋がストレッチされていることを感じてください。ストレッチをする際には勢いをつけずに気持ち良さを感じる程度の伸びを感じながら行ってください。
③十分伸びたら(30秒間くらいを目安に)、ゆっくり戻し最初のポジションに戻ります。
お風呂上りなどの筋肉の温度が上がってストレッチしやすい寝る前の時間帯で、できるだけ毎日行うようにしてください。大腰筋の硬さが取れて、痛みが減ります。
お腹を指圧をする

両膝を立てた姿勢で仰向けに寝ます。大腰筋の筋肉の場所(上図)を確認して、硬い所を両方の人差し指から小指の4指をそろえて天井方向から垂直に押します。その際は息をゆっくり吐いたタイミングで押すとより深く入ることができます。
大腰筋以外にも硬い所を見つけたら、ほぐすイメージを持って垂直圧で押してください。入浴をして、筋肉の温度が高まりお腹の筋肉が緩みやすい寝る前に行うと効果的です。
定期的にウォーキングをする

大腰筋は腰の骨の前面と股関節を繋いでいる筋肉なので、ウォーキングによって股関節を動かすと背骨にも刺激が伝わって、腰椎のバランスを整えてくれます。そのため、姿勢を良くした状態で汗をかく程度の早足でのウォーキングが効果的です。
腰が痛かったのに、歩いているうちに痛みが無くなったと話してくれる患者さんがいますが、その場合は適度に歩いたことで大腰筋がほぐれて腰の痛みが取れたということが考えられます。
悪い姿勢で歩いて余計酷くしてしまうこともありますので、ご自身の腰痛がどこから来ているのか正確に知りたい場合は整形外科や整骨院を受診することをお勧めします。
湯船に入り温まる

ストレスを溜めない

痛みの多くは脳がストレスを感じて作り出していると言われています。痛みにフォーカスしすぎるとそのことばかり考えてしまい、常に痛いところを探してしまいます。そんな時は気持ちをゆったり持ち、ストレスに負けないようにしましょう。趣味やストレス解消できるスポーツを見つけてください。
あなたならきっと良くなります。
それでもお困りなら

まずは、5つの腰痛改善方法を試してみてください。それでも、なかなか症状が改善しない場合はぜひご相談ください。
当院は骨盤矯正専門院として、数多くのセミナーに参加し、学び続けておりますので、症状を早期に改善することができます。
「ずっと健康でいられる」というコンセプトのもと安心安全で効果が長く続く骨盤矯正を行います。